最古のロゼ
「星を飲んでいるようだ」
でも、これは白のシャンパーニュの話である
じゃあロゼは?
この度、フランスの歴史家が一枚の勘定書を発見したことによりロゼシャンパーニュの歴史が紐解かれた
これまでロゼのシャンパーニュはヴーヴ・クリコが世界に先駆けて1775年にリリースしたのが始まりだと思われてきた
今回発見された文書に記載されていた日付けは今から250年前の1764年3月14日付けのドキュメントだったのです
彼はヨーロッパ各地を旅する中で泡が出るワインの将来性に着目した先見性のある人物です
そんな彼がロゼのシャンパーニュを発売したことはなんら不思議なことではありません
「ロゼ」と言いましたが、当時はまだそんな言葉はなくサーモンピンクのこのワインのことを「Oeil de perdrix(山ウズラの目)」と呼んでいました。
その後、rozetとなり、現在のroseと変化してきました
今回発見された勘定書には日付入りで山ウズラの目を120本と記載されていたのです
お味の方も全く別ものでしょうし、飲んでみたいですね
今回の発見に際して、 ‘最古と’ 思われていたヴーヴ・クリコの関係者がコメントを出しています
『マダムクリコにはシャンパーニュに赤ワインを混ぜるという先見の明があったんだ』と
こうも付け加えています
『ルイナールには良いニュースだね、でもこれはヴーヴ・クリコにとってもいい事だよ、ロゼは200年以上需要があったってことだろ、これは一時の流行じゃないよ、不変のマーケットってことだからね』
参考文献
wine spectator
MHD ルイナール ブランドサイト